久しぶりに展覧会に行ってきました。(そしてすごく久しぶりのブログです・・)
最終日にフランシス・ベーコン展に行ったのですが、最終日を差し引いてもすごくお客さんが入っていたようでした。
ウェブサイトをみると著名人がコメントしてたり、宣伝に力を入れたおかげなのでしょうか。
ベーコンを知ったのはその昔、美大受験のための予備校時代に画集を見てすごく感化されたのを覚えています。
内容はほとんどこれぞベーコンというような作品ばかりで良かったです。(本当はもっとたくさん三幅対の作品が見たかったけど・・・)ほとんどの作品にガラスが入っていたのは、敢えて作品と観客の間に隔たりをもたせるという作者の意図らしく、もちろん画集では味わえない奇妙な感覚でした。
美術史において抽象絵画が全盛だった頃ベーコンは具象絵画にこだわり続け、主義やイズムにくくられにくかったせいか、異質なポジションにいるような気がします。そういう作家の展覧会を日本で行うのは意味があると思うし、一昨年ロンドンに旅行に行ったときもテートブリテンでベーコンを少ししか見られなかったので今回見に行けて良かったです。