先日、前から見たかった映画
「ハーブ&ドロシー アートの森の小さな巨人」のDVDを借りて見ました。
これは2008年の映画で小さなアパートに暮らしながら、自分たちの給料で買える範囲のアートコレクションを続けるごく普通の老夫婦ヴォーゲル夫妻を追ったドキュメンタリー作品です。
約30年でものすごい数の作品を収集し1LDKのアパートに所狭しと飾られていた映像は驚きでした。
アートコレクターと言えばお金持ちでコレクションを売買しながら増やしていくイメージもあるけど、彼らは全く売る事をせず、生活費以外をコレクションの費用に当てるので増える一方で心配にすらなるけど、独自の価値観で突き進んでいく生き方はやはりかっこいいのです。
それは前に見た
「キューティー&ボクサー」と共通する感覚があり嬉しくなりました。
また映画には夫婦と昔から親密な関係でお互いにリスペクトしあうアーティストたち、1960~70年代NYのアート・シーンで活躍したクリストやチャッククロース、ロバートマンゴールドたちがインタビューされていて、それだけでも貴重でお得感満載です。
この「ハーブ&ドロシー アートの森の小さな巨人」には続編の
「ハーブ&ドロシー ふたりからの贈りもの」も去年作られていてそちらも楽しみです。