昨日の土曜日には横浜美術館へ、ドガ展を見にいってきました。
最近は久しく近代絵画の展覧会を見ていなかったのですが、やはり本物はいいものですね。絵をつくる上での、みる・とらえる・つくる、という要素が鋭く、シンプルに表現してあるため惹き込まれるのでしょう。
人物のドゥローイングは美しくもリアリティがあり、構図や構成が的確かつ斬新で、もう10年以上前ですが、美大受験のために予備校で油絵を描いていた時にはドガの画集をよく見ていて影響されたものです。
写真を切る時、コラージュする時には絵を構成するようなものなので予備校で養われたそういう力は、今でも役にたっていると思うし、自分の作品の礎のようなものだと思っています。
現代美術や写真作品では勉強できないものを思い出させてくれる、ドガ展でした。